セラミック治療は、治療を受ければあとは何もしなくても良いというわけではありません。
治療後も、装着したセラミックの歯を根気強くケアしていくことで、初めてその機能性や審美性が維持できます。
今回は、セラミック治療後の使用におすすめの歯磨き粉メーカーを紹介します。
セラミック治療後におすすめの歯磨き粉メーカー4選
セラミック治療後に使用する歯磨き粉のメーカーとしておすすめなのは、以下の4社です。
・オーラルケア
・ウェルテック
・ライオン
・グラクソ・スミスクライン
各項目について詳しく説明します。
オーラルケア
オーラルケアは、日本の審美歯科や予防歯科の現場で非常に高く評価されている歯科専売ブランドです。
同社が展開する『アパガードリナメル』は、セラミック治療後のセルフケアとして定番かつ理想的な選択肢の一つに挙げられます。
セラミック素材そのものは着色や汚れに強いものの、毎日受けるブラッシングや摩擦によって、肉眼では見えない微細な傷が生じることがあります。
この傷に汚れが沈着すると、せっかくの美しい光沢が失われかねません。
オーラルケアの製品に高配合されているナノ粒子の薬用ハイドロキシアパタイトは、歯の主成分と同じミネラルで構成されていて、歯の表面にあるミクロの傷をしっかりと埋めてなめらかに修復する働きを持っています。
傷が埋まることで、プラークや着色汚れ自体が付着しにくくなり、初期虫歯の再石灰化も同時に促します。
また、一般的なホワイトニング歯磨き粉のように荒い研磨剤で物理的に汚れを削り落とすのではなく、汚れを化学的に吸着して優しく除去するメカニズムのため、セラミックを摩耗させる心配がありません。
セラミックと天然歯の双方に美しいツヤとしなやかさを与える、プレミアムな日常ケアを実現できる信頼のメーカーです。
ウェルテック
ウェルテックは、歯科クリニックでも高確率で処方・推奨される、日本の予防歯科におけるトップクラスのメーカーです。
特に看板製品である『コンクール ジェルコートF』は、セラミック治療を終えた患者さんにとって最適な特徴を多く備えています。
セラミック歯を守る上でもっとも重要なルールは、粗い研磨剤入りの歯磨き粉を使用しないことです。
一般的なペースト状の歯磨き粉の多くには清掃剤として研磨剤が含まれていますが、これがセラミックや、その土台・周囲の天然歯を少しずつ削ってしまう恐れがあります。
その点、ウェルテックのジェル型歯磨き粉は完全無研磨かつ発泡剤無配合の設計です。
泡立ちが抑えられているため、磨き残しやすいセラミックと歯ぐきのきわをしっかりと目視しながら、時間をかけて丁寧にブラッシングをすることができます。
さらに、高い殺菌効果を持つクロルヘキシジングルコン酸塩液(CHG)やフッ素が配合されていて、セラミックの隙間から発生する二次虫歯や、歯茎が下がってセラミックの根元が露出する原因となる歯周病を強力に予防します。
ジェル状の成分が歯面や歯間にくまなく広がり、滞留性に優れているため、薬用成分が長く口内にとどまる点も大きなメリットです。
刺激が少なく洗練された使用感で、毎日安心して使える確かなメーカーです。
ライオン
日本のオーラルケア市場を牽引するライオンの歯科衛生士・歯科医師向けブランド『デント』シリーズも、セラミック治療後のケアに強く推奨されるメーカーです。
代表的な製品には、低研磨・低発泡の『チェックアップ コドモ/スタンダード』や、無研磨の『チェックアップ ジェル』があります。
セラミック自体の美しさに気を取られがちですが、セラミック治療が失敗する主な原因の多くは、セラミックと天然歯の接合部に潜む虫歯菌の繁殖です。
ライオンの歯科専売ラインは、この二次虫歯を徹底的に防ぐために、フッ素の滞留性を極限まで高める独自の新プラークコントロール処方を採用しています。
歯の際にフッ素を引き寄せ、長くコーティングを維持することで、セラミックを支える大切な天然歯の構造を硬く健康に保ちます。
またデントのペーストやジェルは非常に粒子の細かい低研磨性、あるいは完全な無研磨で作られているため、セラミックのなめらかな表面を削ったり光沢を鈍らせたりするリスクがほぼありません。
毎日の使いやすさと機能性のバランスが絶妙で、ドラッグストア等で購入できる市販の『クリニカPRO』シリーズなどにも蓄積された最先端の酵素技術や歯周病バリア技術が詰め込まれています。
誰もが身近に取り入れやすい予防の王道メーカーと言えます。
グラクソ・スミスクライン
グラクソ・スミスクラインは、『シュミテクト』ブランドを展開する世界的な製薬・ヘルスケアメーカーです。
セラミック治療を受けた直後から数ヶ月の間は、歯を削った刺激や神経の興奮によって冷たいものがキーンとしみるといった知覚過敏の症状が一時的に出やすくなる傾向があります。
このようなデリケートな時期に寄り添ってくれるのが、知覚過敏ケアに特化した同社の製品です。
配合されている硝酸カリウムという有効成分が、歯の神経の周りにイオンのバリアを形成し、不快なしみを素早く和らげて毎日のブラッシングを快適にします。
さらにシュミテクト 歯周病ダブルケアなどのラインアップは、歯茎の炎症を抑える抗炎症成分も高濃度で配合されています。
セラミックの被せ物をしている場合、歯周病によって歯茎が下がってしまうと、セラミックと天然歯の本来隠れているべき境界線が露出してしまい、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、そこから虫歯が発生するリスクが跳ね上がります。
グラクソ・スミスクラインの製品は、こうした知覚過敏の症状を抑えつつ、歯茎の土台を健康にキープするための処方が徹底されています。
製品の多くはセラミックを傷つけにくい低研磨・低刺激に調整されていて、治療初期のトラブル防止から長期のエイジングケアまで幅広くカバーしてくれる頼もしいメーカーです。
まとめ
冒頭でも触れた通り、セラミックの品質を維持するためには、治療後に行うメンテナンスがとても大事になってきます。
またメンテナンスと言えば歯科クリニックで行うメンテナンスをイメージする方もいるかもしれませんが、当然セルフケアも大切です。
その際は、前述した有名メーカーの歯磨き粉の使用も選択肢に入れておきましょう。

