【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミック治療は何本まで受けられるのか?

セラミック治療は、虫歯治療を行った後のタイミングに受けることが多いです。
また患者さんの中には、複数の歯が虫歯になり、それらをすべて治療してセラミックにしたいという方もいるでしょう。
今回は、一体何本までセラミック治療が受けられるのかについて解説します。

セラミック治療の本数上限と物理的な制限について

セラミック治療において、一度にまたは生涯を通じて受けられる歯の本数に物理的な上限や制限は存在しません。
極端な例を挙げれば、口の中にある親知らずを除くすべての歯、計28本をすべてセラミックに変える全顎治療を行うことも技術的に十分可能です。

一般的には、虫歯治療の延長として1本だけを白く修復するケースから、前歯の印象を大きく変えるために目立つ4本〜6本をまとめて治療するケースがあります。
さらには、上下の歯並びや噛み合わせ全体を大きく整えるために10本以上の広範囲な治療を行うケースまで、患者さんの要望や口腔内の状態に合わせて柔軟に対応できます。

このように本数制限がないのは、セラミックが非常に生体親和性の高い優れた歯科材料であり、金属アレルギーや身体への拒絶反応が極端に少ないからです。

ただし本数に制限がないからといって、無計画に多くの天然歯を削ってセラミックを被せるのは決して推奨されません。
セラミック治療は、自身の健康な歯の土台を一定量削る必要があるため、削る本数が増えるほど歯そのものの寿命を縮めるリスクを伴います。

そのため、何本治療するかは口内全体の健康状態や、治療の目的に合わせて慎重に見極める必要があります。

複数本の同時治療によるメリット

複数本の歯をまとめて一度にセラミック治療することには、見た目の美しさと機能面の両方において非常に大きなメリットがあります。
特に前歯の複数本を同時に治療する場合、それぞれの歯の色調や透明感、形状、大きさを統一できるため、1本だけを治療するよりもバランスの取れた口元を作り出すことができます。

また軽度の歯並びの乱れやねじれ、歯と歯の隙間であれば、セラミックの被せ物の角度や厚みを緻密に調整することで、短期間での矯正効果も期待できます。

さらに機能面においては、複数の歯を同時に修復することで、口内全体の噛み合わせのバランスを理想的な状態へと一括して再構築できる点が挙げられます。
特定の歯だけに過度な強い負荷がかかるのを防ぎ、結果として他の健康な天然歯の摩耗や破折を守ることにもつながります。

その上、セラミックはプラークなどの汚れや細菌が付着しにくいため、広範囲をセラミックにすることで、虫歯や歯周病のリスクを長期的に低減できるという大きな利点もあります。

本数が増えることで生じるリスクやデメリット

セラミック治療の本数が増えるほど、当然ながら費用、通院期間、身体への負担や将来的なリスクといったデメリットも比例して大きくなります。

まず費用面において、セラミック治療は原則として健康保険が適用されない自由診療となるため、1本あたり約10万〜20万円が相場です。
これが前歯4本になれば40万〜80万円、全顎治療となれば数百万円規模の高額な自己負担が必要となります。

また治療本数が多いほど、1回の通院での拘束時間が長くなり、歯型採取や仮歯の調整など全体の治療期間も数ヶ月以上に及ぶことが一般的です。

身体的な最大のリスクは、健康な歯質を大きく削る必要があるという点です。
特に歯並びの改善や突出した歯を引っ込める目的で本数を増やす場合、健康な歯であっても神経を抜かなければならないケースがあります。
神経を失った歯は栄養が届かなくなるため、将来的に脆くなって寿命が縮む可能性が高まります。

さらに、一度に多くの歯の噛み合わせを変更すると、治療後に顎の関節に違和感や痛みが生じる顎関節症のリスクを伴います。
そのため複数本を治療するのであれば、噛み合わせの緻密なシミュレーションと高い技術を持つ歯科医師による綿密な治療計画が不可欠です。

適切な本数を決定するための基準と歯科医師との相談

自分にとって本当に必要なセラミック治療の本数を決めるためには、現在の口のトラブルの原因を正確に把握することが何よりも重要です。
単に「白くしたい」「歯並びを良くしたい」という理由だけで安易に多くの歯を削るのではなく、虫歯や歯周病の進行度、噛み合わせの歪みなどを総合的に検査する必要があります。

例えば、目立つ中心の2本だけをセラミックで治療し、周囲の歯は削らずにホワイトニングで白さを合わせることで、削る本数を最小限に抑えることが可能です。
歯科医師とカウンセリングを重ねる際は、自身の治療のゴールを明確に伝え、提示された見積もりや治療期間、将来的な再治療のリスクに納得できるかを確認しましょう。

一度削ってしまった天然の歯は二度と元には戻らないため、目先の美しさだけでなく、将来も自身の歯で美味しく食事ができる本数を選ぶことが大切です。

まとめ

結論をいうと、セラミック治療は患者さんが望むのであれば、何本でも治療することが可能です。
しかし、闇雲にすべての歯をセラミックにするなど、無計画な治療はおすすめできません。
歯科医師とのカウンセリングを重ね、患者さんの要望を十分に具体化した上で、必要な本数だけセラミックに入れ替えるというのが理想的です。

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