【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミックを入れた後にカチカチ音が鳴る原因

セラミック治療後、詰め物や被せ物に違和感があるというケースは、そこまで珍しいことではありません。
また中には、セラミックの歯が噛み合うたびにカチカチと音が鳴り、気になってしまうというケースもあります。
今回は、セラミック治療後に音がなってしまう主な原因について解説します。

セラミック治療後にカチカチ音が鳴る原因4選

セラミック治療後に詰め物や被せ物からカチカチと音が鳴る原因は、主に以下の通りです。

・噛み合わせが高い
・タッピング
・適合不良やセメントの劣化
・不慣れな材質音

各項目について詳しく説明します。

噛み合わせが高い

セラミックの被せ物や詰め物を装着した際、その高さが向かい合う歯に対してわずかでも高すぎると、口を閉じるたびに真っ先にそのセラミックの歯が強く当たってしまいます。
人間の口腔内は髪の毛が1本入っただけでも感知できるほど非常に敏感なため、ミクロン単位の高さのズレであっても大きな違和感として捉えられます。

本来であれば、上下の歯が全体的に均一に当たるべきです。
しかし1箇所だけ高い部分があると、会話の最中や唾液を飲み込む瞬間、あるいは無意識に口を閉じた安静時にその部分がピンポイントで衝突し、乾いた接触音が鳴ります。

また人間は無意識のうちに、このぶつかる高い部分を避けようとして下顎の位置を不自然に横や前後に微調整しようとします。
その結果として筋肉の使い方が乱れ、顎の関節や、歯を支えている骨、咀嚼筋にも過剰な負担が蓄積して痛みや倦怠感を引き起こす原因となります。

さらに、硬いセラミックが過度に強く当たり続けることで、セラミック自体の欠けや割れ、あるいは受け止める側の天然歯の破折を招くリスクも跳ね上がります。

この状態を解消するためには、歯科クリニックにおいてミリ単位・ミクロン単位で当たりを調べ、セラミックの表面を研磨して全体の高さを均一に整える微調整処置が不可欠です。

タッピング

歯ぎしりというと、睡眠中に歯をギリギリと横にすり合わせる音をイメージしがちですが、実際には上下の歯を小刻みにぶつけ合うタッピングと呼ばれるタイプも存在します。
このタッピングは、夜間の睡眠中だけでなく、日中の仕事や家事でストレスを感じているとき、何かに深く集中しているときなどに、無意識の癖として現れることが非常に多いです。

セラミックは天然歯のエナメル質や、かつて主流だった金属・プラスチックの詰め物と比較して、非常に硬度が高く、弾力性が低いという材質的な特性を持っています。
そのため、タッピングの癖がある方がセラミックの歯を入れると、上下の歯が衝突した際に特有の硬質な響きのあるカチカチという音が明確に聞こえるようになります。

この無意識の衝突習慣が長期間にわたって継続すると、いくら頑丈なセラミックであっても表面に微小なヒビが入り、ある日突然大きく割れたり欠けたりするリスクが高まります。
また、歯を支える歯周組織にも日常的に強い衝撃が加わり続けるため、歯が揺れ始めたり、知覚過敏のような症状が出たりすることもあります。

対策としては、日中に歯が当たっていることに気づいたら離す認知行動療法を取り入れたり、就寝時にマウスピースを装着して衝撃を吸収させたりすることが求められます。

適合不良やセメントの劣化

セラミックと支台歯との間にわずかな隙間が生じていたり、歯科用セメントが経年劣化や強い圧力によって溶け出したりすることで、被せ物自体に緩みが生じることがあります。
この緩みは、物を噛んだ瞬間や口を動かした瞬間に、被せ物が微量に動いて土台の歯や隣の歯と衝突し、内部からカチカチ、コツコツといった異音を発する原因になります。

特に、部分的な詰め物の場合は、噛む力のベクトルによって詰め物がわずかに浮き上がり、再び沈み込むような挙動を繰り返すことで音が鳴りやすくなります。

この適合不良やセメントの漏出が起きている状態を放置することは、極めて危険です。
なぜなら、できた隙間に目に見えない細菌や食べかすが容易に入り込み、セラミックの内部で二次虫歯が進行してしまうからです。
内部の虫歯は外側から見えないため、気づいたときには神経にまで達しているケースも少なくありません。

さらに、不自然な動きは歯根に異常な負担をかけ、最悪の場合は歯根破折につながるおそれもあります。
そのため、音が鳴る原因が緩みにあると疑われる場合は、早期に歯科医師による精査を受け、古いセメントを除去した上での再接着や、セラミックの再作製を行う必要があります。

不慣れな材質音

セラミックは陶器の一種であり、近年よく使われるジルコニアなども含めて非常に強固な無機素材で作られています。
これらは天然歯の象牙質やエナメル質とは物理的な特性が大きく異なるため、しっかりと固定されている場合であっても、カチカチという接触音が目立つことがあります。

これは材質音と呼ばれるもので、硬いもの同士がぶつかったときに特有のクリアで高い音が骨や耳を通じて響きやすいというセラミックの性質に起因します。
特に、これまでの治療でプラスチックや銀歯を入れていた場合、新しく入ったセラミックが発する硬い響きや衝撃の伝わり方は大きな変化として知覚されます。

そのため、客観的には正常な接触であっても、患者さん本人の感として、「カチカチと音が鳴って気になる」というギャップや違和感が生じやすくなります。

多くの場合、治療後数週間から数ヶ月が経過して新しい口腔内の環境に脳が順応するにつれて、音や感覚に対する違和感は自然と薄れて気にならなくなっていきます。

しかし、数ヶ月が経過しても一向に不快感が消えない場合や、どうしても精神的なストレスになってしまうようなケースもあります。
このような場合、歯科医師に相談した上で、対合歯との接触面をほんのわずかに磨いて丸みをつけ、音の響き方を和らげるような細かな形態修正を検討するのが望ましいといえます。

まとめ

セラミックは非常に品質が高い素材ですが、デリケートな素材でもあります。
しっかり作製・固定されたセラミックはほとんどストレスなく使用できますが、そうでない場合は接触音が気になることが多々あります。
そのため、治療後少しでも違和感がある場合は、早急に歯科クリニックに相談しましょう。
そうすれば、様子を見るべきなのか、すぐに再治療をするべきなのかがわかります

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