【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミック治療前に行うべき歯ぎしりを改善するトレーニング

セラミック治療を行うにあたって、非常に大きな障害となる習慣があります。
それが歯ぎしりです。
歯ぎしりは、主に就寝中に歯を擦り合わせる癖であり、無意識に行うケースが多いです。
今回は、セラミック治療前に行うべき、歯ぎしりを改善するトレーニングについて解説します。

歯ぎしりがセラミックに与える悪影響

セラミックは保険診療の補綴物より審美性が高く、なおかつ強度もある素材です。
しかし、100%割れないというわけではありません。

セラミックは衝撃に弱く、特に一点に力が集中すると割れやすい性質があります。
歯ぎしりを行っていると、少しずつ歯が擦り減ってしまい、歯列全体の噛み合わせが悪くなることがあります。
その結果、セラミックの歯だけに負担がかかり、割れてしまうことが考えられます。

また歯ぎしりのとき歯にかかる負担は、皆さんが想像しているよりも遥かに大きいです。
普段食事で噛む力の数倍以上にもなる力がかかるため、いくら耐久性があるセラミックとはいえ、このような力がかかると形をとどめられません。

歯ぎしりを改善するトレーニング3選

これからセラミック治療を受けようと考えている方は、事前に歯ぎしりを改善できる以下のトレーニングを行うべきです。

・舌のトレーニング
・あいうべ体操
・口周りのマッサージ

各項目について詳しく説明します。

舌のトレーニング

歯ぎしりを改善するための舌のトレーニングには、さまざまな方法があります。
具体的には舌回しや舌を上顎に押し付ける、舌を前に出す、舌を上に持ち上げるといった方法です。

舌回しは、舌を口の中で回すことにより、口周りの筋肉をほぐすことを目的としています。
こうすることで、舌の正しい位置を意識でき、歯ぎしりは軽減される可能性があります。

また舌を上顎に押し付ける方法は、舌先を上顎の歯茎に押し付け、力を入れた状態で10秒キープします。
力を抜く際は、舌先を上顎につけたままにします。
こちらも、舌の位置を意識づけるには効果的です。

さらに舌を思い切り前に出し、10秒キープするのを複数回繰り返す方法も有効です。

ちなみに口を軽く開け、舌を持ち上げて上顎にピッタリと付ける方法は、舌を根元から支え、前に押し出す筋肉を鍛えて歯ぎしりを改善させるためのものです。

あいうべ対策

あいうべ対策も、セラミック治療前に行うべき歯ぎしりを改善するトレーニングです。

あいうべ体操は、一般的に口呼吸を鼻呼吸に改善するために行われる口の体操です。
口周りの筋肉と舌の筋肉を鍛えることで、口呼吸を鼻呼吸に導き、さらには歯ぎしりの症状も軽減される可能性があります。

具体的な方法としては、まず「あー」と口を大きく開き、喉の奥が見えるようにします。
次に「いー」と唇を横に大きく開き、前歯が見えるようにします。
さらに「うー」と唇を突き出してうがいをするような形にし、最後に「べー」と思い切り舌を前に突き出します。

これらの流れを1セットとして、1日に30回程度行うことで、ある程度歯ぎしりの改善効果が期待できます。

ちなみに口を開けたり舌を出したりするとき、声は出しても出さなくても構いません。
無理のない範囲で、ゆっくりと大きく口を動かすのがポイントです。

口周りのマッサージ

歯ぎしりを改善するには、口周りのマッサージを行うことも大切です。

ここでいう口周りのマッサージとは、前述した口内で行うようなマッサージ以外のものを指しています。
例えばこめかみや顎関節、首や肩のマッサージです。

円を描くようにこめかみや顎関節を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張が和らぎ、歯ぎしりの症状も軽減されやすくなります。

また首や肩の筋肉も、歯ぎしりや食いしばりに影響するため、マッサージでリラックスさせることが大切です。

その他普段の生活で心掛けたいこと

歯ぎしりの症状を改善するために、普段の生活で心掛けたいこととしては、深呼吸や姿勢の改善、ストレス管理などが挙げられます。

鼻から思いっきり息を吸い、口から思いっきり息を吐く深呼吸は、リラックス効果による歯ぎしりの軽減が期待できます。

また姿勢が悪い場合、寝ているときだけでなく起きているときにも歯ぎしりをするリスクが高くなります。
そのため、座るときはしっかりイスに深く腰掛け、背筋を伸ばすことを意識しなければいけません。

ちなみに、歯ぎしりや食いしばりの症状が出ている方は、日々のストレスが強くなっている傾向にあります。
もちろん、完全にゼロにするのは難しいですが、歯ぎしりを治したいのであればできる限りストレスを溜め込まないようにしましょう。

まとめ

歯ぎしりの症状は、患者さんのトレーニングやマッサージなどにより、ある程度軽減することがあります。
そのため、些細なことでも普段から行っておくのが大切です。
しかし重度にまで進行してしまった歯ぎしりについては、そう簡単には治りません。
症状の程度によっては、マウスピースを装着して歯や顎にかかる負担を軽減したり、ボトックス注射などを受けたりしなければいけないこともあります。

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