【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミック治療の一般的な流れについて

セラミック治療は、通常虫歯治療を行う際に採用されるものです。
患者さんの要望がある場合に、銀歯やレジンなど保険診療の補綴物ではなく、セラミック素材の被せ物を装着します。
では、セラミック治療はどのような流れで行われるのでしょうか?
今回は、一般的な流れを中心に解説します。

セラミック治療の一般的な流れ

歯科クリニックによって微妙に違いはありますが、セラミック治療は一般的に以下のような流れで進んでいきます。

・カウンセリング、精密検査
・虫歯治療、根管治療
・歯の切削
・型取り
・仮歯の装着
・セラミックの作製
・装着、調整

各項目について詳しく説明します。

カウンセリング、精密検査

治療を開始する前に、まずは歯科医師とのカウンセリングや患者さんの精密検査が実施されます。

カウンセリングでは、患者さんの希望や歯の状態を詳しく質問されるため、滞りなく回答します。
この作業は、セラミック治療を成功させるにあたって非常に重要です。
そのため、歯科医師の質問が少なかったり、すぐ検査に移ろうとしたりした場合、あまり信頼できない歯科クリニックである可能性があります。

また精密検査では、レントゲン撮影や口腔内写真撮影などを行います。
こちらも、今後の治療計画の立案や、スムーズに治療を進めていくにあたって必要不可欠なものです。

虫歯治療、根管治療

冒頭でも触れた通り、セラミック治療は基本的に虫歯治療に伴って行われるものです。
そのため、まずは虫歯を発症している部分の治療を行います。

そこまで重度ではない虫歯の場合、病変部を少し削る程度で済みますが、重度の虫歯の場合はより複雑な治療が必要になります。
それが根管治療です。

根管治療は、歯の神経にまで達してしまった虫歯を取り除くものであり、根管と呼ばれる歯の内部の組織にある細菌や汚れをしっかり除去します。
また根管治療については、通常の虫歯治療よりも時間がかかることがありますが、問題なく完了すればセラミック治療にそこまで影響は与えません。

歯の切削

虫歯を治療するためには病変部を削らなければいけませんが、こちらは虫歯治療だけでなく、セラミックを装着するスペースを確保する意味合いもあります。

ちなみに、セラミック治療は虫歯を治療してから行われるものですが、虫歯の種類が二次虫歯のケースもあります。

二次虫歯は、過去に装着した詰め物や被せ物の下で発症する虫歯です。
このようなケースにセラミック治療で対応する場合、古い補綴物を取り除いてから虫歯を治療しなければいけません。

型取り

歯の問題が解決した後は、これから装着するセラミックの型取りを行います。
こちらは患者さんにピッタリのセラミックを作成するにあたって、非常に重要な作業の一つです。

被せ物を作製する際は、治療する歯のバランスだけを考えれば良いわけではありません。
装着した後、歯列全体が噛み合うことを考えて作製しなければ、セラミックに負担がかかって破損のリスクが高まります。

逆にセラミックの高さがなさすぎる場合、噛み合わせのときに他の天然歯を傷つけてしまうことも考えられます。

仮歯の装着

セラミックは型取りを行った後、すぐに完成するわけではありません。
実際に装着するセラミックの被せ物が完成するまでには、短くても1~2週間程度はかかります。

だからといって、虫歯治療を受けた箇所は穴が開いた状態のまま放置するわけにはいきません。
このとき、一時的に穴を埋める意味合いで装着されるのが仮歯です。

仮歯さえあれば、セラミックが完成するまでの間、快適に食事や会話を行えるようになります。
ただし仮歯はそこまで耐久性が高くないため、硬いものを頻繁に食べるなどの行為はNGです。

もちろん途中で仮歯が外れてしまった場合、歯科クリニックで再び装着し直さなければいけません。

セラミックの作製

オーダーメイドのセラミックは、歯科技工士が患者さんの歯型に基づき、丁寧に作製します。
近年は、口腔内スキャナーなどを使用することで、作製期間を短縮できる場合もあります。

ちなみに作製されるセラミックの種類としては、オールセラミックやジルコニアセラミック、ハイブリッドセラミックなどがあります。
ただし、すべての歯科クリニックが同じセラミック素材を取り扱っているとは限りません。

装着、調整

作製開始から週間程度経過したタイミングで再び歯科クリニックを訪れ、完成したセラミックを装着します。

最後に、患者さんの噛み合わせやセラミックの色などを確認し、特に問題なければ治療はすべて完了です。

セラミック治療を受ける歯が1本の場合は、早くてトータル2~3週間程度で治療が完了します。

まとめ

セラミック治療を受けるにあたって覚えていただきたいのは、カウンセリングや精密検査が非常に重要であること、場合によっては先に根管治療を済ませる必要があることです。
またセラミックの作製にある程度時間がかかることについても、前もって把握しておくことで、予想通りの治療期間を実現しやすくなります。
もちろん、費用に関することも、カウンセリング時には質問しておきましょう。

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