【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミックの歯の完成が遅れる原因

セラミック治療では、患者さんの口内の型を取り、そこからセラミックの歯を完成させるまでにある程度の時間を要します。
またこちらの期間は、通常そこまで極端に長くなることはありませんが、場合によっては遅れてしまうことも考えられます。
今回は、セラミックの歯の完成が遅れる原因について解説します。

セラミックの歯の作製期間

セラミックの歯が完成するまでの間は、治療箇所に仮歯を装着します。
またセラミックの歯の作製期間については、一般的に型取りを行ってから1~2週間程度です。

作製時の一般的な流れとしては、まず歯科クリニックで採取した歯型を元に、歯科技工士が模型をつくります。
歯科技工士はその模型を見ながら、患者さんの歯にピッタリ合うセラミック製の詰め物や被せ物を1~2週間ほどかけて作製します。

無事完成した歯は歯科クリニックで装着され、必要に応じて最終調整が行われます。

セラミックの歯の完成が遅れる原因4選

セラミックの歯の作製は、以下の原因によって遅れてしまうことがあります。

・土台となる歯で虫歯が再発する
・仮歯が外れる
・噛み合わせや歯ぎしり
・歯や歯茎に問題が見つかる

各項目について詳しく説明します。

土台となる歯で虫歯が再発する

土台となる歯で虫歯が再発してしまった場合、セラミックの歯の完成が遅れる可能性があります。

セラミック治療は、天然歯の一部を削り、そこにセラミックの補綴物を装着するというものです。
ここでいう天然歯が、土台となる歯に該当します。

またセラミックの歯を作製している最中に、土台となる歯で虫歯が再発した場合、そのまま完成した歯を装着することはできません。
虫歯の部分を治療してから装着する必要があるため、どうしても通常より完成は遅れてしまいます。

特に根管治療の場合、神経や汚れが十分に取り除かれず、短期間で再発してしまうことも考えられます。
根管治療は、経験が豊富な歯科医師でも失敗する可能性のある、とても難易度が高い治療です。

仮歯が外れる

仮歯が外れてしまうことも、セラミックの歯の完成が遅れる原因です。

前述の通り、セラミックの歯が完成するまでの間、治療箇所には仮歯という仮の補綴物が装着されています。
しかし、こちらはあくまで正式な歯が完成するまで、治療箇所を保護するためのものです。
そのため、そこまで耐久性や接着力は高くありません。

もし仮歯の期間に硬いものを食べすぎたり、強い力でブラッシングをしたりした場合、仮歯が外れてセラミックの歯の作製期間に影響を与えることがあります。

もちろん、仮歯はセラミックの歯を装着するまでは入れておかなければいけないため、仮歯の再治療を受ける手間もかかります。

噛み合わせや歯ぎしり

強い噛み合わせや歯ぎしりも、セラミックの歯の完成が遅れる原因です。

強い噛み合わせの力や慢性的な歯ぎしりにより、土台の歯に負担がかかった場合、状態によっては治療が中断されることがあります。

また土台の歯が虫歯になったときと同じように、まずはセラミックの歯の作製を後回しにし、天然歯の修復に取りかからなければいけません。

歯や歯茎に問題が見つかる

虫歯や強い噛み合わせによる破損以外にも、セラミックの土台となる歯には問題が起こることがあります。

例えば神経の炎症や歯茎の痩せ、根尖病巣など、追加の治療が必要な問題が発見された場合、歯の完成は遅れます。

ちなみに根尖病巣とは、歯の根の先に膿が溜まる疾患のことをいいます。

セラミックの歯の完成を遅らせないためには?

セラミックの歯を通常通りの期間で完成させるには、丁寧なセルフケアやナイトガードの使用、食べ物の選別などが大切になってきます。

ブラッシングについては、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスも使用し、徹底的に土台となる歯の虫歯を防がなければいけません。
それとあわせ、歯科衛生士によるクリーニングやチェックを受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・治療につながります。

また歯ぎしりや食いしばりがある方は、ナイトガードを装着し、セラミックの歯が完成するまでの歯の負担を軽減するのが望ましいです。
ナイトガードは、就寝中に装着するマウスピース型の装置で、歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる負担を少なくしてくれるものです。

さらに、仮歯の期間はなるべく強い衝撃を受けないように、硬い食べ物を避けるようにしましょう。
ナッツを噛んだときなどの瞬間的な衝撃は、仮歯の破折や脱落のリスクを高めます。

ちなみに仮歯が外れた状態を放置しても、そのままセラミックの歯を装着することは基本的にできないため、外れた時点ですぐ歯科クリニックを受診してください。

まとめ

セラミック治療は、必ずしも最初から最後まで問題なく進むとは限りません。
患者さんの口内環境などに問題が起これば、その度に中断してしまい、治療期間は長引きます。
またセラミックの歯の完成が遅れることもあるため、患者さんは前もって適切な治療中の過ごし方を把握しておきましょう。
また作製期間に悪影響を及ぼしそうな症状がある場合、事前に相談しておくことをおすすめします。

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